2016年8月

新しい仲間が増えました

2016.08.30

およそ3年前、入居されたFさんが
家から大事そうに抱えて来られた紙袋の中には
無造作に新聞紙にくるまれた弥生式土器が入っていました。

「館長さんに預けておくよ」
と仰られたその言葉になかなか応えることができぬまま
3年近くの時間が過ぎました。
今回やっと展示台を誂えることができました。

Fさんのお話によると
この弥生式土器は唐津の松浦川の川砂から出てきたものらしいです。
そしてそれを掘り出された川砂商会は
その採取の際に重機を用いての採掘作業が元で
経営が苦しくなり、その後廃業に陥ったとか。

そんな大切な土器を譲り受けられたFさんの思いはどうだったのでしょう。
何十年と大切に持たれてきて
家を離れるにあたってその土器のことは
頭から離れなかったことでしょう。
いろんなドラマを経てその土器は今夢館にあります。
どなたにもいつでも見ていただけるように
夢館2階の食堂の壁際に据え付けました。

また2階のエレベーターホールには
かわいいウサギの合唱隊が出迎えてくれます。
これは久留米のYさまの渾身の力作です。
ひとつひとつの人形に個性、性格が表れていて
見ても見ても飽きません。

よかったらご覧になってくださいね。

8月の歌声喫茶

2016.08.10

毎月の歌声喫茶
月ごとにテーマがあって構成されています。

 

今月は暑いまっさかりで海の歌、ソーラン節、砂山
われは海の子
改めて歌ってみると
なんと歌詞の深いことでしょう。

そして8月6日が広島の原爆記念日
8月9日が長崎の原爆記念日
と言うこともあり長崎の鐘をみんなで歌いました。


突然の原爆で人生半ばにして
あるいはまだほんの入り口でかけがえのない命を奪われた方々への
祈りをこめて歌いました。

 

またこんなひとこまも

今月も楽しい歌声喫茶でしたよ。
 

夢館で「ねぶた」?!

2016.08.10

青森のねぶた祭りは
毎年8月2日から7日までの6日間、
青森市内の目抜き通りで行われている夏祭りです。


「ねぶた」と言われる大型の張りぼて人形を乗せた山車と、
その周りで踊る「はねと」の大集団が有名だそうです。
仙台の七夕まつり、 秋田の竿灯(かんとう)まつりと並んで

東北三大祭と言われているそうですがなかなか遠い青森でもあります。

そんなねぶたに夢館でお会いしました。

実はこれです。
駅弁シリーズ第2弾はねぶた弁当でした。

勇壮なねぶた祭りをお弁当で表現
夢館栄養部の力作です。


皆様、大感激で召し上がられてましたよ。
 

 夢かなえ隊~花火編

2016.08.06

「花火が観たい」

グループホーム吉原のHさんが言い出されたのはいつだったでしょう。

花火大会にお連れするのは人混みだし

どうやってお連れするか、お手洗いはどうするか、

在宅酸素はどうしよう・・・・・等々、問題もいろいろありました。

そうだ!隣の病院の屋上だったらどうだろう。

それだったら車いすのまま移動もできます。

よし!やってみよう!

折角だから他のみなさんにもお声をかけてみよう!

ドリームハウスの皆様にも聞いてみたら

「私も行く!私も!」

たちまち十数名の手が挙がりました。

急きょ夢館のスタッフ、病院のスタッフにも声をかけて応援要請、

みんなで屋上での花火大会見物と相成りました。

暗い中、みんなで移動していくのも

夜遊びみたいでわくわくしました。

屋上は昼間の猛暑が嘘のような涼しさで

タオルケットなど取りに行って羽織っていただくほどでした。

栄の国まつりとちょうど千代田でもハンギー祭りがあっており

上からは2か所の花火が楽しめました。

花火が上がる度、拍手と笑いの渦です。

普段おとなしいAさんが面白いことを言ってみんなを笑わせてくれたり。。。。。

来年はもっとバージョンアップさせて

この屋上花火見物、続けていきたいとみんなで思ったことでした。

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